反射光は、反射面が向く方向と太陽の方向で照射される方向が決まります。
反射面が複数あり、それぞれ違う方向を向いていれば、反射光も複数発生しさまざまな方向に照射されます。
ここでは、計画建物の反射面が凹状に配置された例を取り上げます。
反射光軌跡シミュレーション結果 平面図表示(12月21日)
この図は反射光軌跡シミュレーションの結果を平面で示しています。結果は12月21日(冬至)の8時、12時、16時の反射光照射状況です。太陽がちょうど建物凹面の正面にくる12時に反射光が広場中央に集まっています。
また、夕方になると光が扇状に広がり、反射光が遠くまで伸びている様子がわかります。
この図は反射光軌跡解析結果を3次元で示しています。結果は12月21日(冬至)の16時の反射光照射状況です。平面図右端と同じ日時の結果です。
このように、3次元で結果を示すことで平面図では確認できなかった建物壁面への反射光照射があることがわかります。