Reflection Trajectory Simulation反射光軌跡シミュレーション

外部遮蔽があるガラス面の反射光シミュレーション例

一般的な建物では、鉛直面のガラス窓が多く使用されています。このような鉛直面のガラス窓は、太陽の高度が低くなる朝や夕方の時間帯に発生する反射光が、問題になる場合があります。このような反射光に対して、建物の省エネルギー対策として用いられる庇や縦ルーバーなどの外部遮蔽物が、対策として効果がある場合があります。
ここでは、南面が全面ガラス張りの建物について、縦ルーバーの有無による反射光を検討しました。


外部遮蔽無し:10月21日7時


縦ルーバー有り:10月21日7時


外部遮蔽無し:10月21日14時


縦ルーバー有り:10月21日14時

朝や夕方の時間帯(上図7時の例)で、縦ルーバーに対して垂直に近い角度で太陽光が照射される場合は、縦ルーバーによる遮蔽効果が高くなります。 昼間の時間帯(上図14時の例)で、縦ルーバーと平行に近い角度で太陽光が照射される場合は、縦ルーバーの遮蔽効果は少なくなります。

縦ルーバーによる反射光の遮蔽効果は、設置間隔や幅などのルーバー形状、ガラス面の方位、季節や時間帯などで異なります。弊社の反射光軌跡シミュレーションは、今回の縦ルーバーだけでなく、さまざまな外部遮蔽の形状に合わせて、反射光を幅広く検討することができます。