Reflection Trajectory Simulation反射光軌跡シミュレーション

傾斜した反射面
(建物屋上に設置した太陽光発電パネル)
からの反射光

一般的な建物の場合、おもに鉛直のガラス窓からの反射光を評価対象としますが、意匠上でガラス面を傾斜させたり、太陽光発電パネル(太陽電池)を設置する場合、傾斜した反射面からの反射光を評価する事が必要となります。傾斜面からの反射光は、鉛直面と異なる照射状況となるため注意が必要です。

ここでは、事務所ビルの屋上に太陽光発電パネルを設置した場合の、反射光照射の例を紹介します。
水色の建物屋上に、南向き・傾斜角30度の太陽光発電パネル(オレンジ色)を設置しています。建物の南東側に位置する周辺建物の西面に、太陽光発電パネルから反射光が照射され、周辺建物の入居者が眩しさを感じる可能性があります。鉛直の反射面からの反射光は、主に下向きの方向に照射されますが、南向き・傾斜角30度の太陽光発電パネルからの反射光は、パネルより上向きの方向に照射される傾向となります。


上から見た場合(平面図)


西から見た場合


南から見た場合

太陽光発電パネルからの反射光軌跡シミュレーション例

傾斜した反射面は、鉛直面とは異なる傾向の反射光を生じさせるため、問題を引き起こす可能性が高いといえます。弊社の反射光軌跡シミュレーションを行うことで、傾斜した反射面からの反射光照射状況を把握し、周辺建物や交通への影響を検討することができます。