反射光のクレームには一般に次の2つがあります。
まぶしさに対するクレーム
- ・近隣住人や交通機関(運転者)に影響
- ・オフィスビルへの反射光照射で業務に支障
- ・庭園、文化財施設、歴史的建造物などの景観に影響
- ・飲食店への反射光照射で窓際席の客に影響
- ・運動・競技施設内において競技者に影響
熱さに対するクレーム
- ・近隣住宅での室温上昇
- ・商品(魚や花)に影響
- ・衣料品の色あせ(色あせが早くなる)
- ・集光による発火(図参照)
反射光が集光する例
反射光のクレーム対応
反射光のクレームがあった場合、残念ながら簡易に対策を施すことは難しいのが現状です。
これまでに次のような対策を講じた例があるようです(弊社が施工したわけではありません)。
- 相手側の建物にブラインドを設置する(遮ってもらう)
- ガラスに低反射のフィルムを貼る(反射面の反射率を下げる)
事前(計画段階やクレームが発生する前)に、反射光が季節や時間でどの程度周辺に影響を及ぼすのか、定量的に把握しておくことが重要です。