Wind Environment Simulation風環境(ビル風)シミュレーション

ビル風の影響範囲

計画建物の風の影響が顕著に現れるのは、計画建物を中心にどの程度の距離まででしょうか?
ここではシミュレーションを用いて検討した例を紹介します。

■解析モデル

左図のような計画建物(ピンク色。高さ66.7m)を検討対象としました。

計画建物(黒い四角)を中心に配置して、計画建物高さの1.0倍、1.5倍、2.0倍のラインを表記しています。
風向E及び風向NEから風を与えたときの高さ1.5mの風速比コンターを以下に図示します。
(ここでは建築前よりも風速比が0.2以上増加している領域を図示しました)。

上記の検討例をみると、建物の隅角部方向からの風に対しては剥離流の影響が強くでて、風速増加域が大きくなる傾向にあることがわかります。しかしながらその影響範囲は、計画建物高さの1.5倍以下に収まっています。実際には周辺建物の影響があるので一概にはいえませんが、影響範囲としては、概ね1-1.5倍と捉え、弊社ではこの範囲を通常の出力結果の範囲としております。
なお、計算をする解析領域は、計画建物に風が当たる状況を再現すべく、計画建物高さの3倍以上としております。