Aperture Design, Software Development / Technical Sales Software開口部設計・解析システムの開発 / 技術系販売ソフト

特殊な条件下でのガラスの熱割れ検討

自然換気を考慮した熱割れ検討

改修工事などでガラスの背面にボードなどを設置すると、ガラスは熱割れを起こしやすくなります。
ボードなどで密閉することでガラス中央部の温度が高くなり、サッシに呑み込まれたガラスエッジ部との温度差が大きくなるからです。
このような場合、ボードの上下に通気口を設けて自然換気をさせ、ガラス温度が高くならないように工夫することがあります。
このような自然換気と併用したガラスの熱割れ計算を行うことが可能です。
この計算によって通気口の必要個数や面積を求め、ガラスが熱割れしない条件を検討することができます。
なお、耐火区画に該当する箇所では、耐火ボードに通気口を開けることは法規上問題がありますので、留意してください。

ガラス面内に温度分布がつく熱割れ検討

最近、ビジョン部とスパンドレル部を一枚ガラスで構成するデザインの建物が増えてきました。
この場合、ガラスには一枚の中で上下に温度分布がつくため、熱割れ上通常より厳しい条件になっています。
また、部分的にフィルムを貼る場合も温度分布がつくため注意が必要です。
このような通常の熱割れ計算式では求められない条件でも、FEM解析によって熱割れの可能性を検討することができます。